ベルギー前国王、「隠し子」だった王女と初の対面

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ベルギー前国王、「隠し子」だった王女と初の対面

(CNN) ベルギーの前国王アルベール2世が7年間に及ぶ法廷闘争の末、今年1月に自分の娘だと認めたデルフィーヌ王女(52)と初めて対面した。

王室の発表によると、対面は25日、ブリュッセルのベルブデール城で実現した。前国王と王女は共同で「感激と融和、思いやり、そして希望に満ちた新たな章が始まった」との声明を出し、パオラ前王妃もこれに署名した。

声明によると、それぞれが穏やかに、共感を込めて感情と経験を伝え合ったという。「私たちはともに、この新たな道を進むと決めた。忍耐と努力を要するだろうが、決意は固い」としている。

デルフィーヌ王女は、前国王が高齢と健康不安を理由に退位した2013年、親子関係の認知を求めて訴訟を起こした。前国王は18年、裁判所からDNA鑑定を求められたが、当初は応じなかった。検体を提出するまで1日5000ユーロ(約60万円)の罰金を支払うよう命じられ、最終的に従った。

鑑定によって血縁関係が確認され、前国王は王女をほかの3人の子どもたちと同等に扱うこと、相続人にも加えることを約束していた。

前国王の長男、フィリップ現国王も先日、異母妹に当たるデルフィーヌ王女と初の対面を果たしていた。

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