【AFP=時事】インド北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州で、童話「アラジンと魔法のランプ」に登場する本物だと偽り、地元の医師にランプをおよそ700万ルピー(約980万円)で売りつけた疑いで男2人が逮捕された。現地警察が1日、明らかにした。
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医師は、ランプに魔法の力が一切ないことに気付いて警察に通報。警察によると容疑者らは当初、被害金額よりさらに高い値段をふっかけていた。
2人は10月29日に逮捕され、起訴前ではあるが再勾留された。また、容疑者の妻も詐欺に関与していた疑いがあり、現在逃走中だという。
地元メディアの報道によると、医師は提出した告訴状で、魔術師のような格好をした容疑者の1人が目の前で魔人「ジニー」を登場させたと説明。
ジニーに触れたり、ランプを持ち帰ったりしてよいかと尋ねると、けがをさせるかもしれないと一時は断られたが、最終的に医師はランプを売ってもらったという。
ただ、医師は後になって、容疑者がジニーに扮(ふん)していただけだと気づいた。
警察によると、男2人は同じ手口で複数の詐欺を働いており、被害総額は数百万から数千万ルピーに上るという。【翻訳編集】 AFPBB News