「顔拭いたら、目を開けた」 3歳女児、65時間ぶり救出 トルコ被災地


「顔拭いたら、目を開けた」 3歳女児、65時間ぶり救出 トルコ被災地

 【エルサレム時事】10月30日午後に発生したエーゲ海地震の被災地トルコ西部イズミルで2日午前、がれきの下敷きになった3歳女児が65時間ぶりに救出された。

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 救助隊員の1人は「発見時に動きがなく命を落としたと思ったが、同僚が顔を拭いてあげたら目を見開いた」と驚きをあらわにした。

 トルコのテレビによると、助け出されたのはエリフ・ペリンチェックちゃん。31日に同じ現場で母子4人が救出され、子ども1人の死亡がその後確認されていた。末っ子のエリフちゃんだけががれきの下に残され、救助隊が父親オウズさんの協力を得て懸命の捜索を続けていた。

 近くで作業を見守っていた祖父のベキルさんは「言葉が見つからない」と感極まった様子。現場の救助隊や報道陣は涙を流していた。

 がれきに閉じ込められた人の生存率は、地震発生後72時間たつと急減するとされる。これまでに100人以上ががれきの下から救出されており、救急当局はツイッターで「最後の命にたどり着くまで、われわれは現場にいる」と述べた。

 トルコではこの震災で90人以上が死亡、約1000人が負傷した。 



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