
兵庫県尼崎市のコンビニ駐車場で3日、特定抗争指定暴力団神戸山口組傘下組織「古川組」の幹部ら2人が発砲され、負傷する事件が起きた。近年は神戸山口組と、同じく特定抗争指定暴力団である山口組の抗争とみられるトラブルが続き、死傷者も相次ぐ。両組織は暴力団対策法に基づき活動が厳しく制限される一方、抗争終結の見通しは立っていない。
【写真】発砲で2人が負傷したとみられる事件の現場
両組織の抗争は、山口組ナンバー2の高山清司若頭が5年余りの服役から出所したのと前後し、激化の一途をたどる。
出所を間近に控えた昨年10月10日。神戸市の神戸山口組直系「山健組」事務所付近で、傘下組織の組員2人が、高山若頭の出身母体の山口組直系「弘道会」の傘下組織幹部の男に射殺された。同年11月には、尼崎市内の繁華街で、今回も襲撃対象となった古川組のトップが、山口組系の元幹部の男に射殺される事件が発生。飲食店や住宅が立ち並ぶ場所で、殺傷能力が高い自動小銃が使用された。
両組織は暴対法に基づく特定抗争指定暴力団に指定されている。あらかじめ設定された「警戒区域」内では5人以上で集まることや事務所の使用、対立組員へのつきまといなどが禁じられている。