韓国の情報機関・国家情報院は北朝鮮の金正恩委員長について体重140キロ台であるものの健康異常はないとの分析を示しました。
これは3日に国家情報院からの報告を受けた韓国の国会議員らが明らかにしたものです。それによりますと金正恩委員長の体重は2012年におよそ90キロだったものの、毎年平均で6~7キロ増加し、現在は140キロ台だとみられるということです。ただ、健康に特別な異常はないとしています。
金委員長の妹の与正氏については、外交や安全保障だけでなく国政全般に関与しているとの見方を示しました。
先月行われた軍事パレードを含む朝鮮労働党の創立記念行事についても与正氏が総括企画を担当したと分析し、来年1月の党大会では、役職が引き上げられる可能性があるとしています。
また、先月の軍事パレードでは、新型のSLBM(=潜水艦発射弾道ミサイル)が公開されましたが、こうしたSLBMを搭載できる潜水艦を新たに2隻、建造しているということです。
1隻は従来の改良型、もう1隻は新型の潜水艦とみられ、具体的な性能は分析中だとしています。