<米大統領選>世界の証券市場も不安定…韓国銀行「米国の不確実性続けば悪影響」

[ad_1]

米大統領選挙の当選者確定が遅れる中でトランプ大統領と民主党のバイデン候補が互いに自身の勝利を主張する異例の状況が起きており金融市場も神経を尖らせている。こうした不確実性が早期に解消されない場合市場への衝撃が懸念されるためだ。

米大統領選挙が混戦を繰り返し世界の証券市場は4日、不安な流れを見せた。この日午後11時30分(以下韓国時間)に取引を開始した米国証券市場は上昇でスタートした。取引開始序盤にダウ平均は0%台、ナスダック指数は2%台の上下を繰り返し、5日午前0時30分現在のダウ平均は1%台、ナスダック指数は3%台の上昇率を記録中だ。これに先立ち一斉に下落で出発した英国、フランス、ドイツなど欧州の証券市場は少しずつ上昇し0~2%の間で騰落が続いている。

アジア証券市場は概ね上がった。上海指数は0.19%、日経平均は1.72%上がった。韓国の証券市場では業種により悲喜が分かれた。この日KOSPIは前日より14.01ポイント(0.6%)上がった2357.32で取引を終えた。当初市場はバイデン氏が勝利し上院も民主党が占める「ブルーウェーブ」を予想した。だが開票の結果、フロリダ州など激戦州でトランプ大統領が勝利し状況が反転した。

この日再生可能エネルギー産業などブルーウェーブ関連の恩恵株とされる太陽光・風力エネルギー、水素自動車関連業種の株価は大きく下落した。KOSPI市場ではOCIが8.29%、新盛ENGが8.58%、ハンファソリューションが8.86%の下落を示し、KOSDAQではオソン先端素材が22.09%、エスエネルギーが7.97%、テウンが9.93%、ユニソンが8.9%など大きく値を下げた。バイデン候補は4年間にクリーンエネルギーに2兆ドルを投資するという公約を掲げている。

インターネット・半導体業種は上がった。時価総額上位銘柄のうちネイバーが5.48%、カカオが6.84%、NCソフトが7.03%と大きく上がった。ITと伝統的エネルギー業種はトランプ恩恵株として知られている。大信証券のイ・ギョンミン研究員は「郵便投票確認、票の再集計主張などにより短期的な市場騰落は避けられない見通し」と話した。

この日KOSDAQ指数も8.51ポイント(1.04%)上がった826.97で取引を終えた。ソウル外国為替市場でドル相場は前日より3.6ウォンのウォン高ドル安となる1ドル1137.7ウォンで取引を終えた。

韓国銀行はこの日の取引終了後に李柱烈(イ・ジュヨル)総裁主宰で金融・経済状況点検会議を開き、米大統領選挙の影響を分析し対応案を議論した。出席者はこの日米大統領選挙の開票が進み国内の金融・外国為替市場で金利・為替相場などの変動性が多少拡大したのはこれまでバイデン氏当選の可能性をあらかじめ反映した金利・為替相場が一部戻っているためと分析した。これに先立ち韓国銀行のイ・スンホン副総裁は「米大統領選挙関連の不確実性が続く場合、内外の金融・外国為替市場変動性が大きくなり韓国経済の回復傾向にも影響を及ぼす可能性を排除することはできない」と話した。

企画財政部のキム・ヨンボム第1次官もこの日、「大統領選挙関連の不確実性が長期間続く場合に備え金融・外国為替市場の変動性拡大と対外リスク持続の可能性に警戒心を持って対応してほしい」と求めた。

裕和証券のキム・スンハン研究員は「米大統領選挙関連の不確実性が早期解消するかどうかが主要なカギ。短期的には大統領選挙不服問題が発生する場合、米国当局の景気浮揚策発表時期も遅れかねないという点から新型コロナウイルスの感染再拡大局面もあり世界的な証券市場変動性拡大要因として作用する恐れがある」と分析した。

[ad_2]

Source link