SKイノベーションとLG化学のバッテリー特許訴訟…ITC、1年後に最終判決へ


SKイノベーションの電気自動車用バッテリーセル [写真 SKイノベーション]
SKイノベーションの電気自動車用バッテリーセル [写真 SKイノベーション]

SKイノベーションがLG化学を相手取り米国際貿易委員会(ITC)に提起した特許侵害訴訟の最終判決期日が来年11月30日に決まった。

5日の業界によると、最近ITCはSKイノベーションが自社のバッテリー特許技術(994特許)を侵害したとしてLG化学を相手に提起した特許訴訟の最終判決期日を来年11月30日に決めた。

委員会の最終判決前にITC行政判事が仮決定を下す期日は来年7月30日だ。

特許訴訟ではITC行政判事の仮決定のうち約90%がITC委員会の最終決定でも維持される。

LG化学とSKイノベーションは昨年から電気自動車用バッテリー特許訴訟を行っている。

LG化学は昨年4月にSKイノベーションが自社のバッテリー核心人材を引き抜いて営業機密を侵害したとしてITCと米デラウェア地裁に訴訟を提起した。

同年9月にSKイノベーションは自社の994特許を侵害するバッテリー製品をLG化学が米国で売っているとしてITCに特許訴訟を提起し、LG化学はむしろSKイノベーションが特許を侵害したとしITCに追加訴訟を提起した。

ITCはLG化学が最初に提起した営業機密侵害訴訟は来月10日に最終判決を下す予定だ。ITCは2月にSKイノベーションに早期敗訴の仮決定を下した。

SKイノベーションがLG化学を相手取り提起した特許訴訟は来年11月30日、反対にLG化学がSKイノベーションを相手取り提起した特許訴訟は来年7月19日に最終判決が下される予定だ。

一方、LG化学のバッテリー事業部門分社によりLG化学がこれまで訴訟当事者として参加してきたバッテリー技術営業機密・特許訴訟は来月1日に設立されるLGエネルギーソリューション(仮称)が継承するものとみられる。

最近LG化学の臨時株主総会で通過した分割計画書承認案件によると、LG化学のバッテリー事業部門に関連した一切の訴訟は原則的に独立する新設法人に帰属する。

これに伴いLG側が今回のITC訴訟で敗訴する場合、それにともなう負担も新設法人が抱えることになる。



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