河野太郎行政・規制改革担当相は4日の記者会見で、「押印廃止」のはんこを平井卓也デジタル改革担当相からプレゼントされたと自らのツイッターで紹介したところ、はんこ生産地の山梨県の長崎幸太郎知事が嫌悪感を表明したことに関し、「誰かを不快にしようという意図があったわけではない」と釈明した。投稿はすでに削除している。
【写真】押印が必要な税務手続きの例
河野氏は投稿の理由について「はんこで何か新しいことができないか、はんこを使ってインパクトのあるメッセージを出すことが考えられないか、という提案だった」と説明。「これからもはんこ文化の継承に役に立ちそうな提案はやっていきたい」とも語った。
また、河野氏は行政手続きでの押印が多数廃止される見通しとなったことを受けて、次の段階として行政手続きのオンライン化に向けた具体的スケジュールを11月下旬までに示すよう各府省庁に指示したことを明かした。オンライン化になじまない行政手続きがあれば、理由を合わせて報告することも求めた。