「内定人事、内示直前に差し替え」福岡市職員が取り消し求め審査請求

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「内定人事、内示直前に差し替え」福岡市職員が取り消し求め審査請求

 福岡市の再任用職員の男性が、4月の人事異動を巡り、内定していた「人権のまちづくり館」館長職とは別の部署に異動させられたとして、処分取り消しなどを求めて市人事委員会に審査請求したことが5日、分かった。男性側は、内示の6日前に「新任館長候補者」として担当部局からメールを受け取ったことなどを挙げ、「副市長以上の段階で人事原案が恣意(しい)的に拒否され、差し替えられた」と主張している。

 請求理由書などによると、男性は定年退職後に区役所係長として再任用されていた昨年5月、同館を所管する市民局人権部の担当者から次期館長就任を持ちかけられ、同意。今年3月13、18日には引き継ぎや辞令交付式に関するメールを受け取ったが、同24日の内示で通知された異動先は環境局係員だった。

 同館は人権問題の啓発などを担う施設で、男性は人権関連の部署での職歴を持っていた。男性側は「知る限り、同館長職は慣例で人権部からの推薦通り任用されており、今回の人事は地方公務員法の平等取り扱いの原則に違反する」と訴えている。

 今月5日の人事委の第1回口頭審理で、市側は「再任用職員の配置先は全体的なバランスの中で調整しつつ決定する必要があり、希望通りにならない例も多々あるため、違法性はない」として請求棄却を求めた。

 市人事委によると、人事異動に関しての同請求は珍しいという。 (泉修平)

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