増子輝彦参院議員を2016年参院選で支援した福島県の市民団体「ふくしま県市民連合」が5日、自民会派入りした増子氏に対して議員辞職を求める声明を発表した。
同連合は、安保法制の廃止などを求めて設立。参院選では、「安倍政権の打倒をめざす」など4項目の政策合意文書を交わした増子氏を支援した。
同連合は増子氏の自民会派入りを「県民からの支援に対する背信行為」と厳しく非難。選挙時の公約などに反しているとして、「直ちに参院議員を辞職することを求める」としている。
増子氏は、自身の行動について「今与えられている(残り)2年弱の任期を課題解決のため全身全霊を尽くす。4年前の参院選の政策協定は全く変わることなく、実現のため今まで以上に全力投球をしていきます」などと説明する文書を報道各社に発表した。【高橋隆輔】