店舗や職場、寒くても換気呼びかけ…政府がクラスター対策強化の方針


 政府の新型コロナウイルス感染症対策本部は10日、北海道をはじめ各地で感染が拡大していることを受け、クラスター(感染集団)対策を強化する方針を決めた。冬に向けて寒くなる中でも店舗や職場で換気を着実に行うよう呼びかけるなど、急速な感染拡大に警戒感を強めている。

 菅首相は対策本部で「最大限の警戒感を持って対処している。国民の命と健康を守り抜くために、これまでの経験を踏まえた対策を先手先手で講じる」と強調した。

 この日決定した方針は、有識者でつくる政府の新型コロナ対策分科会が9日に緊急提言した内容を踏まえたものだ。接待を伴う飲食店など「夜の街」のほか、外国人コミュニティーや大学生、無症状の若年層はクラスターが検知されにくいため、それぞれの実態に応じてきめ細かく対応することで早期発見につなげる。首相は「今までよりも踏み込んだクラスター対応を実施する」と表明した。



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