産んだばかりの女児の遺体を自宅の庭に埋めたとして、広島県警東広島署は13日、東広島市、ベトナム人技能実習生の女(26)を死体遺棄の疑いで逮捕したと発表した。
遺体を司法解剖した結果、女児の死因は、埋められたことによる低体温症と推定され、生後数時間は生きていたという。捜査関係者によると、女は「生まれたときには動いていた」との趣旨の供述をしており、同署は女児が死亡した経緯を慎重に調べている。
発表では、女は11日~12日午後2時半頃、11日に出産した女児の遺体を実習先の会社寮の庭に埋めて遺棄した疑い。
女の様子がおかしいのに気づいた会社の上司が12日、事情を聞いたところ、女は「産んだ子どもを埋めた」と説明。上司らが段ボール箱に入っていた遺体を掘り起こして同署に通報した。
調べに対し、女が遺棄したことを認めたため、12日夜に逮捕。遺体にはへその緒や胎盤がついたままで、目立った外傷はなかったという。