女性患者に薬物を投与して下半身などを触ったとして島根大医学部付属病院の元勤務医、梅本洵朗(じゅんろう)被告(29)(出雲市白枝町)=窃盗罪などで起訴=が準強制わいせつ容疑で逮捕された事件で、出雲署は17日、別の女性患者にもわいせつな行為をしたとして、梅本被告を同容疑で再逮捕した。梅本被告は「間違いありません」と容疑を認めているという。
発表などによると、梅本被告は昨年6月14日午後1時30分頃~同15日午前0時頃の間、勤務していた同病院で、就寝中だった県東部在住の20歳代の女性患者にわいせつな行為をした疑い。
同署によると、梅本被告から押収した証拠品から被害が発覚。これまでの捜査関係者への取材では、梅本被告が複数の女性患者のわいせつ画像を所持し、複数の患者にわいせつ行為をしたという趣旨の供述をしていることがわかっている。
島根大医学部付属病院の井川幹夫病院長は「被害に遭われた患者に対し、多大な迷惑をかけ申し訳ない」とコメントを出した。
また、松江地検は17日、梅本被告を準強制わいせつ罪で松江地裁に起訴した。起訴状などによると、梅本被告は昨年2月7日夜、県東部在住の20歳代の女性患者に薬物を投与して昏睡(こんすい)状態にし、下半身を触ったとされる。