【AFP=時事】アフガニスタンの首都カブールで21日にロケット弾が人口密集地に打ち込まれ少なくとも8人が死亡、31人が負傷した攻撃で、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。
【写真】ロケット弾攻撃を受けたカブール
ISはメッセージアプリ「テレグラム(Telegram)」で、ロケット弾28発を発射したと発表した。
これに先立ち内務省報道官は、ロケット弾23発が発射され、旧支配勢力タリバン(Taliban)の犯行だとしていたが、タリバンはこれを否定していた。
最近カブールで起きた攻撃では、アフガン政府がタリバン、あるいはタリバン系組織の犯行だと非難し、タリバンが一切の関与を否定するというパターンが繰り返されている。
タリバンは、今年2月に署名した米国との和平合意で、米軍撤退の条件として都市部への攻撃を行わないと表明している。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、現地の状況がどうであれ米軍を撤退させたい意向を示しているが、タリバンがこの種の攻撃への関与を認めれば米軍撤退のペースを遅らせる要因になると考えられる。【翻訳編集】 AFPBB News