ネイバー
韓国検索大手のネイバーが3度目の挑戦となる日本の検索サービス市場進出に肯定的な見通しを出した。
ネイバー検索社内カンパニーのキム・サンボム責任リーダーは25日、ネイバーが開催した開発者カンファレンス「デビュー2020」で日本進出について「今回は必ず成功できると考える」と話した。
ネイバーは2000年と2007年の2度にわたり、ネイバー・ジャパンを設立して日本の検索サービス市場攻略に出た。しかしヤフー・ジャパンとグーグルの壁は高く、シェアを確保できずサービスを終了した。ネイバーは2018年に、3度目の日本進出を宣言し、検索技術研究組織「サーチ」とAI開発組織「クローバ」を合わせて「サーチ・アンド・クローバ」を設立した。
ネイバーはモバイルメッセンジャーとして日本市場で圧倒的シェアを持つLINE(ライン)と経営統合したヤフー・ジャパンを通じ、日本市場に合わせたAI基盤の検索サービスを開発すると予想される。キム責任リーダーは「LINEは日本で国民的メッセンジャーになった。月間アクティブユーザー数(MAU)はツイッターの2倍ある。過去には(日本の検索サービスで)経験も基盤もなかったが、今回はLINEという強固な基盤がある」と話した。続けて「ヤフー・ジャパンと協力し日本市場での検索ノウハウも確保できるだろう」といて自信を示した。