【ベルリン時事】ドイツの感染症対策を担う政府機関ロベルト・コッホ研究所が25日公表した統計によると、過去24時間の新型コロナウイルスによる死者が410人と、4月の第1波時のピーク(315人)を超えて過去最多になった。
ドイツは今月から飲食店閉鎖などの部分的なロックダウン(都市封鎖)措置を始めた。期限は今月末までだが、各州は23日、少なくともクリスマス前までの延長で合意。25日の連邦・州政府の協議で正式に決まる見通しだ。
過去24時間の新規感染者数も1万8000人超と依然高水準が続いている。ワクチンをめぐっては、政府は「年内に欧州で認可される見通しで、その後に接種を即開始できる」(シュパーン保健相)とみており、接種センター整備などの準備を進めている。