【ソウル時事】韓国与党「共に民主党」の李洛淵代表の側近で代表秘書室副室長を務める50代の男性が3日夜、ソウル市内で遺体で発見された。
地元紙・中央日報が4日報じた。副室長は4月の総選挙に絡む不正疑惑で検察の捜査を受けており、自殺の見方が強い。李氏が有力候補と目されている次期大統領選(2022年予定)に影響を与える可能性がある。
報道によると、副室長は長年にわたり李氏の政治活動を支え、総選挙では李氏の事務所に常駐し選挙を支援。李氏が8月に党代表に就任すると副室長に起用された。
副室長は総選挙に絡み、資産運用会社の関連企業から不正な便宜を受けたとして、政治資金法違反容疑で検察が捜査。ソウル中央地検で2日、取り調べ中に姿をくらまし、地検の近くで3日夜に遺体で見つかったという。