李明博・朴槿恵両大統領について、野党第一党代表が「国民に謝罪する時が来た」


 国民の力のキム・ジョンイン非常対策委員長は6日、ソウル永登浦区(ヨンドゥンポグ)で開かれた「青年国民の力」結党大会を終えた後、記者団に対し、「国民の力に初めて来た時から予告していた事項なのに、これまでいろいろな事情を酌んできちんとできていなかった。(国民に対する謝罪を)行わねばならない時期が来ているのではないかと思う」と述べた。キム委員長は就任後、2人の元大統領の刑事裁判が確定すれば国民に謝罪すると何度も明らかにしているが、最高裁の判決が遅れたことで、適切な謝罪の時期がつかめずにいた。

 国民の力の関係者の話を総合すると、キム委員長は朴前大統領の弾劾訴追が国会で可決された12月9日に合わせて、国民に対する謝罪を行うことを前向きに検討したものと見られる。しかし党内には、9日の国会本会議に合わせて与党が高位公職者犯罪捜査処法改正案を強行処理する可能性が高いのに、その日に謝罪を行うのは時期的に適切でないという異論もあったという。

 キム委員長のこの日の発言は、当初の考えどおり9日に国民に謝罪するという意味と読みとれる。しかし、国民に対する謝罪は不適切だとして反発する人々も少なくなく、今週を通して党内の混乱が予想される。釜山市長選への出馬を準備中の親朴系のソ・ビョンス議員は同日、自身のフェイスブックに「大韓民国の右派が本来の位置に戻れずにいるのは、朴前大統領が弾劾に至ったことについて謝罪していないからなのか」と問い、「彼らが朴前大統領になすり付けたあらゆるこじつけと謀略を洗い流し、正常な法と原則に則った再評価の後に功罪を論じても遅くはない」と主張した。
ノ・ヒョヌン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )



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