【ロンドン時事】複数の欧米メディアは、菅義偉首相が新型コロナウイルスの感染対策を呼び掛けた直後に東京・銀座の高級ステーキ店で大人数で会食したことについて、相次いで報道した。
ロイター通信は16日、「国民にパーティーをしないように懇願した後、忘年会に参加したことで批判を集めた」と皮肉交じりに伝えた。
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は「首相が4人を超える会食を控えるという公式のガイダンスを無視し、有名人や政治家と高級ステーキの夕食を楽しんでいるのを見て、多くの人はいら立っている」と報道。ブルームバーグ通信も「ステーキ会食は菅首相の苦痛をさらに悪化させる可能性がある」とし、支持率急落にあえぐ首相のさらなる打撃になるとの見方を示した。