アメリカニュージャージー州の韓国系実業家カン某氏(50)が韓国海軍と防衛事業庁の関係者に10万ドル(約1032万円)相当の賄賂を与え、その代価として機密を渡したと17日(現地時間)米司法省が発表した。
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米司法省はこの日、ホームページを通じて「カン氏がニュージャージー州イングルウッドクリフス地裁判事とのオンライン裁判で自分の有罪を認めた」とし「A氏が海外腐敗行為防止法(FCPA)上賄賂禁止条項に違反した疑いで起訴された」と発表した。
カン氏の法廷陳述と裁判所提出文書によると、ニュージャージー州で海軍装備関連事業2か所を運営しているカン氏は、米国国籍者で、納品契約をとるために、韓国海軍と防衛事業庁の上級幹部に「何か価値のあるもの(something of value)」を提供すると約束した。
これに軍と防衛事業庁の関係者はカン氏に、入札契約に関する非公開情報を渡し、契約締結過程においてもカン氏の企業を支援したことが確認された。カン氏はその代価として、過去2012年4月から翌年2月までに合計10万ドルを送金した。
カン氏に適用された海外腐敗行為防止法違反の疑いは、最長5年の懲役と25万ドル(約2580万円)の罰金刑に処せられる。
宣告は来年4月21日に予定されている。この事件は、米連邦捜査局(FBI)とニュージャージー州地方検事、法務省が共同発表した。