現代エナジーソリューションが忠清北道(チュンチョンブクド)の陰城(ウムソン)工場に設置した防音トンネル用両面太陽光発電ソリューション。[写真 現代エナジーソリューション]
現代重工業グループの太陽光系列会社「現代エナジーソリューション」が世界で初めて防音トンネル用「両面太陽光発電」ソリューションを開発し、商用化に出たと7日、発表した。
現代エナジーソリューションは開発した防音トンネル用の両面ソーラーパネルが既存の単面パネルより発電効率が高く、発電と防音が可能な一体型なので経済性があると明らかにした。現代エナジーソリューション関係者は「道路に設置された防音壁の上下の面で発電が可能で、一般のソーラーパネルよりも効率を30%高めることができる」とし「もともとある防音壁で発電もできる点で環境にもやさしい」と話した。
現代エナジーソリューションによると、韓国の全体道路のうち防音トンネル・壁の設置が容易なところは高速道路・国道約1万9000キロメートルだ。このうち10%に両面太陽光発電ソリューションを適用する場合、年間約1.1ギガワットの電力生産が可能だと明らかにした。防音トンネルと防音壁は最近親環境太陽光発電空間として注目されている。実際、嶺東(ヨンドン)高速道路とソウル東部幹線道路の一部区間の防音施設に、太陽光発電設備が設置されて電力を生産中だ。
これに先立ち、2018年現代エネジーソリューションは「両面太陽光発電モジュール商用化技術開発」国策課題を担当し、昨年5月には忠清北道(チュンチョンブクド)の陰城(ウムソン)工場に合計85キロワット規模の実証設備を設置した。また、陰城工場に太陽光発電スマートファクトリーを完工させ、1.35ギガワット規模の太陽光発電モジュール生産能力を備えた。