米で記録的寒波、テキサス州などで計画停電も

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米南部テキサス州にも降雪

(CNN) 米国を襲っている強い寒波により、各地で記録的な寒さや降雪が観測されている。テキサス州などでは電力需要に供給が追いつかず、計画停電が始まった。

15日午後の時点で停電となっているのは全米で440万世帯以上。このうち370万世帯が集中するテキサス州では、天然ガスの供給不足や風力タービンの凍結により、同日朝までに計画停電が始まった。同州南東部のガルベストンでは15日昼過ぎ現在、最大95%の世帯で電力供給が停止している。

米北部から南部にかけての広い範囲に道路凍結や低温などの警報、注意報が出され、天候関連の交通事故で先週以降少なくとも13人の死者が報告されている。このうち9人は11日、車両130台が絡むテキサス州フォートワースでの事故で死亡した。

15日の気温はテキサス州ダラスでマイナス15度、オクラホマシティーでマイナス21度、ミズーリ州カンザスシティーでマイナス36度と、いずれも1989年以来の最低を記録した。

ワシントン州シアトルでは約50年ぶりに約28センチの積雪、テキサス州ブラウンズビルでは1898年以来わずか3度目という降雪が観測された。ダラスやオクラホマシティーでも今後、10年ぶりの大雪となる可能性がある。

雪かきをする店員=ケンタッキー州セントマシューズ/Pat McDonogh/Courier Journal/USA Today Network
雪かきをする店員=ケンタッキー州セントマシューズ/Pat McDonogh/Courier Journal/USA Today Network

天候が回復に向かう23日夜までに、全米で計240カ件あまりの史上最低気温を記録する可能性がある。オクラホマシティーでは気温がマイナス7度を下回ったまますでに5日が経過。この寒さが25日までの計9日間、続くと予想されている。

15日はテキサス州ヒューストンやルイジアナ州ラファイエット、ミシシッピ州ジャクソンの空港が閉鎖され、同日午前の米国発着便3800便以上が欠航となった。

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