韓経:大宇造船合併のため…現代重、中堅企業にLNG船技術を移転

By | March 5, 2021


現代重工業グループが自社の液化天然ガス(LNG)船建造技術を韓国国内の中堅造船会社に移転する。造船世界1、2位の現代重工業と大宇造船海洋のM&A(企業の合併・買収)を審査中の欧州連合(EU)が、LNG船市場での独占の可能性を解消すべきと注文したからだ。

韓国政府と業界によると、現代重工業グループは最近、STX造船海洋、韓進重工業など国内中堅造船会社にLNG船造船技術を移転することを骨子とする「LNG船市場独占解消案」を準備している。現代重工業と大宇造船海洋の企業結合審査をしている欧州委員会に提出するためだ。欧州委員会は昨年、現代重工業に送った合併検討意見書で、LNG船市場競争制限の可能性を解消する方法を提出するよう要求した。LNG船独占の懸念が解消されなければ合併を承認しないという意味と解釈される。

LNG船の建造で現代重工業と大宇造船海洋の世界市場シェアは約70%にのぼる。収益性が高く、高度な建造技術力を必要とし、国内造船業界が独歩的な競争力を持つ市場だ。最近、中国企業が建造したLNG船で各種技術欠陥が発生し、韓国造船会社が建造したLNG船の価値が上がっている。

2019年に合併を発表した現代重工業と大宇造船海洋は、韓国をはじめ、EU、日本、中国、カザフスタン、シンガポールなど6カ国・地域の企業結合審査を受けている。中国、シンガポール、カザフスタンなどが合併を承認した中、韓国、EU、日本では審査が進行中だ。残りの3カ国の中ではLNG船の主な需要先のEUに承認の可否がかかっているという評価だ。

EUは超大型造船会社の誕生による市場寡占で、LNG船の価格交渉力が落ちることを懸念している。現代重工業グループは合併の分岐点となるEUとの交渉に力を注いでいる。造船業界の関係者は「現代重工業グループとEUの水面下交渉が続いていると聞いている」とし「日本と韓国の競争当局も欧州委員会の決定に影響を受けるだろう」と説明した。韓国も新型コロナによる業況の変化などで結合審査が当初の予想より遅れている。

現代重工業のLNG船建造技術の移転が本格化すれば、中堅造船会社の関連技術力が高まり、収益性の改善につながると予想される。LNG船建造の経験があるSTX造船海洋が最も有利になるというのが業界の評価だ。



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