(CNN) バイデン米大統領は4日、ジル夫人とともにキリスト教の復活祭(イースター)を祝うメッセージの動画をツイートし、国民に新型コロナウイルスワクチンの接種を進んで受けるよう呼び掛けた。
カトリック教徒のバイデン氏は、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇がワクチン接種を「道義的責任」とした発言に同意するとコメント。自分自身が接種を受け、周囲にも促すことによって、「私たちはウイルスに打ち勝つだけでなく、祝日を一緒に祝える日を早めることができる」と語った。
ジル夫人はメッセージの中で「私たちの周りには希望があふれている」と語り、各世帯への現金給付や経済回復、ワクチン接種が進んでいることを挙げた。
米保健当局はワクチン接種事業を急ピッチで推進している。疾病対策センター(CDC)は3日、24時間の接種回数が400万超と過去最多を記録し、7日間の平均も300万回を超えたと発表した。
CDCが4日に発表した集計によると、全米でこれまでに少なくとも1回の接種を受けたのは約1億6500万人。人口の18.5%にあたる6100万人が接種を完了している。
ハリス副大統領も同日、イースターに合わせてメッセージ動画を公開した。
同氏もまた「希望」をテーマに、ワクチンを接種した人が増え、子どもたちが1年ぶりに登校し、祖父母は1年ぶりに孫たちを抱き締めることができると語った。