韓国の家計負債増加ペース、OECD最速…企業・家計負債が4000兆ウォン超

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経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち韓国の家計の負債が最も速いペースで増えていることが分かった。経済規模との比較でだ。家計の負債に企業の負債まで加えた民間の負債規模は昨年初めて4000兆ウォン(約390兆円)を超えた。

秋慶鎬(チュ・ギョンホ)国民の力議員室が企画財政部と韓国銀行(韓銀)、国際決済銀行(BIS)の統計に基づいて算出・比較した結果だ。秋議員室によると、昨年7-9月期基準で韓国の国内総生産(GDP)に対する家計負債比率は101.1%だった。BISに民間負債統計を提出するOECD31加盟国の平均負債比率(68.1%)を大きく上回った。

韓国のGDPに対する家計負債比率は2019年末(95.2%)比で5.9ポイント上昇し、昨年初めて100%を超えた。家計・企業・政府が1年間に稼いだ金額(GDP)をすべて合わせても返済できないほど家計の負債が増えたということだ。

規模も規模だが、増加ペースがさらに問題だ。過去約5年間(2015年末から昨年7-9月期)に韓国のGDPに対する家計負債比率は18ポイント上昇した。OECD31加盟国のうち最も上昇幅が大きく、ノルウェー(17.1ポイント)、フランス(11.2ポイント)、カナダ(10.7ポイント)が後に続いた。他の主要先進国と比較しても差は大きい。この期間、米国は0.9ポイント、ドイツは4ポイント、日本は7.2ポイントの上昇にとどまった。

これを受け、2015年に9番目だった韓国のGDPに対する家計負債比率は昨年7番目になった。韓国より家計負債比率が高い国はスイス(131%)、オーストラリア(122.6%)、ノルウェー(112.8%)、デンマーク(112.3%)、カナダ(110.4%)、オランダ(104%)。

韓国はこれら先進国と状況が大きく異なる。1人あたり国民所得が30-70%水準にすぎないうえ、福祉・雇用安全網も十分でない。負債危機が発生した場合の衝撃はこれら先進国に比べてはるかに大きいと予想される。

家計の負債だけが問題でない。企業も借金でこの1年を持ちこたえた。BISの統計を基準に秋議員室が集計した結果、昨年末の民間の負債は4135兆9000億ウォンだった。家計の負債(1998兆3000億ウォン)に企業の負債(2137兆6000億ウォン)を合わせた数字だ。

民間の負債は1年間に352兆7000億ウォン増え、昨年初めて4000兆ウォンを超えた。韓銀が「金融安定状況」報告書で発表した昨年末の民間負債金額(3879兆6000億ウォン)より多いのは集計基準が異なるからだ。BISは韓銀が信用(負債)統計に含めない小規模個人事業者向け融資、民間非営利団体向け融資なども包括する。

2011年に1000兆ウォンを突破した家計の負債は2000兆ウォンに迫り、企業負債は昨年2000兆ウォンを超えた。国の負債も同じだ。国家債務に年金引当金負債まで加えた国の負債は昨年1985兆3000億ウォンとなった。

家計・企業・政府が共に昨年の名目GDP(1924兆5000億ウォン)を上回る負債をそれぞれ抱えている状況だ。

秋議員は「現政権の経済政策失敗で国の負債はもちろん、民間の負債まで膨らんだ」とし「家計の負債急増の主な原因である不動産政策を正常化し、今後の金利上昇で不良債権化しないよう対策を準備する必要がある」と指摘した。

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