崔泰源SKグループ会長(中央)が2月1日に京畿道利川のSKハイニックスでオンラインで開催したM16半導体工場竣工式で拍手している。 [写真 SKハイニックス]
SKハイニックスが1-3月期に営業利益1兆ウォンを超えた。前年同期比で売り上げは18%、営業利益は66%増加した。
SKハイニックスは28日、1-3月期に売り上げ8兆4942億ウォン(約8275億円)、営業利益1兆3244億ウォンの経営実績を記録したと発表した。通常1-3月期は半導体のオフシーズンだが、今年はパソコンとモバイル機器に使われるメモリー製品の需要が増え、主要製品の歩留まりが早く改善され原価競争力が高まった。
DRAMはモバイルとパソコン、グラフィック製品を中心に販売量が増えた。前四半期より製品出荷量が4%増加した。NAND型フラッシュはモバイル機器に使われる高容量製品の販売が増え前四半期比で出荷量が21%増えた。
SKハイニックスは1-3月期以降の市場見通しも楽観した。DRAM需要が持続して増えNAND型フラッシュもやはり市況が改善されるとみている。DRAMは4-6月期から12ギガバイト基盤のマルチチップパッケージ(MCP)を供給する予定だ。DRAMの主力製品である10ナノ級第3世代製品の生産量を増やすことにした。極端紫外線(EUV)露光機を活用して年内に第4世代製品量産を始める計画だ。
合わせてNAND型フラッシュは128層製品の販売割合を高め年内に176層製品の量産を始めるとも強調した。
同社はESG(環境・社会・ガバナンス)経営に対する意志も明らかにした。同社のノ・ジョンウォン経営支援担当副社長(CFO)は「昨年は理事会中心責任経営体制強化、半導体・ディスプレー炭素中立委員会参加などESG経営活動を持続してきた。今後親環境技術を積極的に開発し半導体産業がESGの模範事例になるよう努めたい」と話した。