中国企業の巧妙な「偽装韓流」…韓国製品のように作り輸出まで


主な「偽装韓流」企業のロゴ。
主な「偽装韓流」企業のロゴ。

韓国の商標や製品をはばかることなくコピーする「偽韓流」だけでなく、韓国製品のように偽装した外国製品である「偽装韓流」も悩みの種だ。

海外で販売されるこうした「偽装韓流」製品の低い品質は外国の消費者の韓国製品に対する信頼度を低下させ、韓国のイメージにも否定的な影響を与える素地があるからだ。

流通業界とKOTRAなどが19日に明らかにしたところによると、中国の生活用品店MUMUSO(木槿生活)が代表事例に挙げられる。本社が中国・上海にある中国企業であるのにブランドマークに「KR」を使い、韓国製品・デザインを模倣している。製品は中国企業にものなのに、包装にはでたらめなハングルと韓国関連ロゴを入れて流通させたりもする。木槿生活は昨年ウルグアイやアラブ首長国連邦に店舗をオープンするなど30カ国余りで事業を展開している。

中国企業Ilahui(恋恵優品)も同様の形態で主要国に店舗を出し営業している。ロゴには「KOREA」を付け韓国ブランドを標榜している。このほかKIODA(可愛優品)、YOYOSO(韓尚優品)、MINIGOOD(尚優凡品)、XIMISO(熙美誠品)などが韓流に便乗して東南アジアで盛業中だ。文法が合っていないハングルを使ったり、韓国製品・デザインを盗作した製品を売るこれらは現地で韓国ブランドと誤認されている。

韓国の裁判所は2019年に木槿生活と恋恵優品の韓国法人に対し解散命令を下した。海外で韓国製品を模倣した商品などを大規模に販売し現地特許当局の取り締まりや制裁を避けるため韓国国内に幽霊法人を設立したと判断した。これとともに特許庁と産業通商資源部なども主要国政府に調査と取り締まりを要請するなど対応に出た。

その後韓服を着て製品を広報したり、韓国ブランドであることを明示するなどの露骨な手段は以前より減ったが、依然として韓国のブランド・製品を巧妙にコピーしたケースは多いというのが韓国政府の説明だ。



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