韓国、ロケット発射台も国産技術で開発


ロケット「ヌリ」起立の多重露出写真 [写真=韓国航空宇宙研究院]
ロケット「ヌリ」起立の多重露出写真 [写真=韓国航空宇宙研究院]

韓国がロケット発射台も国産技術で開発した。科学技術情報通信部と韓国航空宇宙研究院は、韓国型ロケット「ヌリ」を発射するために新規で構築した第2発射台の認証試験に着手すると1日、明らかにした。

全羅南道高興(コフン)羅老宇宙センターで初めてメディアに公開された第2発射台は、国産ロケット「ヌリ」発射のために新しく構築された。「ヌリ」発射遂行機関の韓国航空宇宙研究院と国内産業体が第2発射台の開発に参加した。

「ヌリ」が発射される第2発射台は羅老(ナロ)宇宙センターにある。立てられたロケットに推進剤およびガス類などを地上から供給するための48メートルの構造物アンビリカルタワー、推進剤供給およびロケット起立装置など発射に必要なすべての設備を国内技術で開発した。第2発射台は第1発射台の構築と運用の過程で習得したノウハウを基礎に設計された。したがって運用の原理や構成などに共通点が多い。しかし第2発射台は規模の面で第1発射台と異なる。第1発射台に比べて1.5倍ほど大きい。建築延べ面積は第2発射台が6000平方メートルと、3300平方メートルの第1発射台に比べて2倍ほど大きい。

10月に実際の発射に活用されるヌリ号の飛行モデル1号機(FM1)は1段目と2段目の組み立てが順調に進行中で、3段目はすでに組み立てが完了して保管されている。今後、1段目と2段目の組み立てが完了すれば、各段を連結して飛行モデルを完成する予定だ。

科学技術情報通信部の関係者は「現在実行中の発射台認証試験を完了すれば、発射のための本格的な準備に入る予定であり、今年10月の発射が成功するよう積極的に支援していく」と明らかにした。



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