世界的に経済回復…韓国、5月の輸出新記録

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先月の輸出増加率が32年9カ月ぶりの最大幅を記録したことがわかった。輸出額も5月の記録としては過去最高を更新するなど、韓国の輸出がはっきりとした回復局面に入った。ワクチン接種率が上がり主要国の景気が新型コロナウイルス流行前の水準に急速に回復したためと分析される。

産業通商資源部が1日に発表した「2021年5月の輸出入動向」では各種記録があふれた。先月の輸出額は507億3000万ドルで、前年同期比45.6%増えた。1988年8月以降で最大幅の増加だ。輸出額も5月としては最も多い。該当月の輸出額が過去最大を記録したのは3月から3カ月連続だ。

1日平均輸出額も24億1600万ドルで5月基準では過去最大だ。特に先月の1日平均輸出額は2018年以降初めて24億ドルを超えた。過去すべての月と比較しても3番目に多い。

輸出回復傾向はまず新型コロナウイルスにともなうベース効果が大きい。実際に昨年4~5月は新型コロナウイルスで輸出実績が最も急減した時期だ。ここに最近の世界的な景気回復の流れも輸出増加をさらに牽引した。

世界貿易機関(WTO)の発表によると、10大主要国の1-3月期の輸出は新型コロナウイルス以降で初めていずれも前年比で増加に転じた。世界の貿易の流れの復活は韓国の地域別輸出統計にも表れている。4月と5月は主要9地域でいずれも前年比で輸出額が増加した。9大地域への輸出が2カ月連続で増えたのは10年ぶりだ。

景気回復効果は品目別輸出実績にも現れる。先月は15大主力品目のうち14品目で輸出額が前年比で増えた。このうち12品目が2桁の増加だった。船舶だけ唯一前年と比較して輸出額が減少したが、これは2~3年前の受注実績が先月に反映された影響だ。

韓国の主力輸出品である半導体が23.5%増、自動車が93.7%増となったほか、石油・機械などの中間財品目の増加が目立った。

国際原油価格上昇と景気回復の影響で石油化学が94.9%、石油製品が164.1%と輸出が大幅に増えた。特に石油製品は15年11カ月ぶりの増加率だ。一般機械も25.9%で輸出実績が前年比3カ月連続増加した。輸出額42億8000万ドルも5月基準で過去3番目に多い。

◇コロナで景気二極化…「輸出増えたが内需はしばらく不振の可能性」

こうした中間財は世界的な景気の流れに敏感に反応する品目だ。特に主要企業が昨年新型コロナウイルスで減らした在庫を最近再び増やす在庫再構築過程に入りこれら品目の需要が大きく膨らんだ。実際に先月にはこれまで増えなかった輸出量も前年比15.6%急増した。輸出単価と輸出量がともに2桁増えたのは2017年9月から14カ月ぶりだ。

ただしこうした輸出増加が下半期にも持続するかはまだ不透明だ。下半期の世界の景気回復動向が上半期より鈍化すれば韓国の輸出もサプライズ特需にとどまりかねないためだ。

全国経済人連合会傘下の韓国経済研究院が最近12大主力業種の150社を調査した結果、下半期の輸出は前年同期比2.3%の増加にとどまるものと現れた。韓国銀行と韓国開発研究院のような国策機関も韓国の輸出増加傾向が下半期には鈍化する「上高下低」の様相を帯びると予想した。下半期には上半期のような輸出ベース効果がないだけでなく、最近原材料価格上昇の負担が大きくなっているためだ。

輸出好調が続いても韓国の内需景気に温もりが広がるには時間がもう少しかかるという分析が出ている。漢城(ハンソン)大学経済学科のキム・サンボン教授は「新型コロナウイルスで二極化が深まったため内需不振はしばらく続きそうだ。輸出増加が雇用と投資消費回復につながるようにしてこそ景気回復も体感できるだろう」と話した。

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