消防署銃撃で父親を失った女子高生、卒業式に同僚消防士が駆け付ける 米



亡き父の消防士用ジャケットを身に着けて卒業証書を受け取るジョスリン・カーロンさん/From WSH Graduations/YouTube

亡き父の消防士用ジャケットを身に着けて卒業証書を受け取るジョスリン・カーロンさん/From WSH Graduations/YouTube

(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス郡で3日、女子高生の卒業式に地元消防署の隊員が大勢駆け付ける出来事があった。女性の父親は消防士で、2日前に同署で起きた銃撃事件で命を落としていた。

卒業式の会場となったのは、同郡サンタクラリタにあるカレッジ。ジョスリン・カーロンさんとその家族が到着したとき、入り口には黒い制服に身を包んだ数十人の消防士が並んでいた。

ベテラン消防士だった父親のトリー・カーロンさん(44)は1日、消防署にいたところを非番の同僚に撃たれ死亡した。当局によると、同僚はその後、自らを撃って負ったとみられる怪我(けが)が原因で死亡したという。このほかロサンゼルス消防局の幹部1人が負傷した。

卒業式でジョスリンさんの名前が読み上げられると、出席者から歓声が上がり、ジョスリンさんは大きなハグとともに卒業証書を授与された。

舞台を離れる際には、保安官代理が付き添って腕を取り、ジョスリンさんの肩を優しくたたいた。CNN提携局KABCによると、保安官代理は一家の友人だった。



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