米テキサス州デルリオ(CNN) 米南部テキサス州のアボット知事(共和党)は10日、同州が独自の国境の壁を建設すると発表した。知事が主催した「国境安全保障サミット」で述べた。
アボット氏は「国境の危機を解決するには変化が必要だ」と発言。来週からは私有地に不法侵入する移民の逮捕も推進する考えを示した。
同州南部ラレド市のサエンス市長は、サミットの分科会でアボット氏が2、3回「フェンス」とも言及し、壁と言うよりはフェンスに近い印象を受けたと説明。アボット氏から壁建設の具体的な方法や時期の話はなかったという。
サエンス氏の理解によると、こうした壁やフェンスは移民の逮捕の根拠になる想定で、それらが壊れた場合に私有地への不法侵入の証拠として使われるという。
アボット氏は来週、壁の詳細について発表すると語った。