中国CATLが疾走、今年の電気自動車バッテリーシェア31%

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中国の電気自動車バッテリーメーカーCATLの角形バッテリー。[写真 CATLホームページ]
中国の電気自動車バッテリーメーカーCATLの角形バッテリー。[写真 CATLホームページ]

中国CATLが1~5月に世界の電気自動車バッテリー市場でシェア31.2%を占め1位を疾走した。LGエネルギーソリューション、サムスンSDI、SKイノベーションの韓国バッテリー3社のシェア合計33.5%に迫る水準だ。これを受け、中国に追いつくためには韓国バッテリーの技術力向上と取引先多様化などの対策作りが至急だと指摘される。

市場調査会社SNEリサーチが先月30日に明らかにしたところによると、各国で5月に登録された電気自動車(PHEV、HEV含む)のバッテリー総量は21.1ギガワット時だ。これで今年の初めから5月までバッテリー累積量は88.4ギガワット時で前年同期より2.6倍増えた。SNEリサーチのバッテリー総量はこの期間に市場で実際に売れた電気自動車を対象に推定した値だ。バッテリー使用量が2.6倍増えたということは電気自動車販売台数もそれだけ増加したという意味だ。CATLは先月だけで6.1ギガワット時のバッテリーを供給した。電気自動車1台当たり50~70キロワット時のバッテリーが使われる点を考慮すると約12万台規模だ。EVボリュームズによると、先月に世界で売れた電気自動車は47万台だった。世界の電気自動車の4台に1台はCATLのバッテリーを搭載したことになる。

中国製バッテリーの躍進は中国の電気自動車市場の成長と軌を一にする。SNEリサーチ関係者は、「CATLとBYDを筆頭に中国系企業が電気自動車成長を牽引した。特に中国市場が膨張したことが中国バッテリーのシェア上昇を導いた」と分析した。実際にバッテリー企業上位10社のうち中国企業が5社含まれた。5社の合計シェアは44.7%に達する。

CATLの1位疾走は予想された結果だ。最近CATLは莫大な量を基に自国メーカーだけでなく欧州と米国、韓国の自動車メーカーにまで供給を拡大している。テスラをはじめ、フォルクスワーゲン、ルノー、ステランティス、GM、現代自動車、フォード、BMW、ダイムラー、トヨタなどがCATLの顧客だ。また、中国吉利とバッテリー合弁会社をはじめ、多くの欧州車ブランドとの合弁を推進中だ。特にCATLは韓国に劣らない技術と品質に価格競争力まで備えたものと評価される。バッテリー形態でもパウチや角形など多様性を備えた。性能を決める形質面でもリン酸鉄リチウム(LFP)とニッケル、マンガン、コバルトの三元系など幅広く量産する。テスラが採択した円筒形バッテリーがないという点が短所に挙げられるが、セル・トゥ・パック(CTP、モジュールのないバッテリーパック)、セル・トゥ・シャーシ(CTC、車台と一体化されたバッテリー)などの技術革新を通じてこれを補完した。また、現在まで目立ったバッテリー火災事故もない。

CATLをLGエネルギーソリューションとパナソニックが追いかけている。LGはそれなりに善戦しているが、パナソニックの下落傾向は明確だ。韓国と中国、日本が繰り広げてきたバッテリー三国志で日本はますます押されていく局面だ。SNEリサーチは「昨年の新型コロナウイルスの状況で頭角を見せた韓国バッテリー3社が今年は中国の攻勢でやや萎縮した状況。中国企業の欧州進出が加速するほど韓国3社はさらに険しい道のりを体験することになるだろう」と分析した。続けて「韓国バッテリー3社は基盤競争力培養と成長動力点検など主要課題を積極的に推進すべき」と指摘した。

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