(CNN) 米国のバイデン政権が掲げている7月4日の独立記念日までに成人の70%が新型コロナウイルスのワクチン接種を行うという目標について、全米50州のうち20州がこの目標に到達したことがわかった。
ホワイトハウス当局者は先月、期日までに目標を達成することは難しいと認めていた。バイデン大統領は5月に70%接種の目標を掲げたが、当時は現在よりもワクチン接種のペースがはるかに速かった。
米国のワクチン接種のペースが最も速かったのは4月中旬で、7日間平均で1日あたり330万回の接種が行われていた。当時は毎日180万人が新たにワクチン接種を完了していた。
しかし、このペースは維持できず、7月3日時点で、7日間平均の1日あたりの接種回数は112万1064回。ワクチン接種を完了した人の人数は1日あたり約68万5472人となっている。
政権が掲げた独立記念日までに成人1億6000万人にワクチン接種を行うという目標には近づいており、連邦政府のデータによれば、今月3日までにワクチン接種を完了した人の数は1億5700万人。