【速報】中国恒大のEV子会社が事業停止

とうとうグループ会社にも波及し始めた。中国恒大の件で子会社のEV企業が事業を停止するという。保有資産を売却しないと事業資金を捻出できない事態にまで追い込まれているようだ。

恒大EV子会社、一部事業停止 資金不足が拡大 中国
9/25(土) 16:11配信 時事通信

【香港時事】経営危機に陥った中国不動産開発大手、中国恒大集団の子会社で、電気自動車(EV)事業などを手掛ける中国恒大新能源汽車集団(恒大汽車)は24日深夜、資金繰り悪化を理由に、一部事業の停止を発表した。

巨額債務が足かせとなり、恒大グループ内部で資金不足が広がっているもようだ。

恒大汽車によると、停止を決定したのは高齢者向けリゾート施設の関連プロジェクトなど。関係会社への建設費の支払いに遅れが生じている。

同社は今後、保有資産を売却するなどして資金を調達する考え。ただ、買い手が見つかるかは不透明で、このままでは従業員への給与支払いが滞ったり、EV生産に「重大な影響」が及んだりする恐れがあると警告を発した。 

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https://news.yahoo.co.jp/articles/fae48397a8bc631f59332f96397693025c3039a6

損失は中国の投資家だけで済むかどうか


黒井同じ内容はロイターでも報道されていた。不動産に電気自動車にと手を広げすぎてしまった。経営陣がまともな考えを持っていればすべての保有資産を売却してでも資金を捻出し、23日のデフォルト分を猶予期間までに支払わなくてはいけない。それで電気自動車事業が回らなくなったとしても仕方のない話だ。

中国恒大集団のEV部門、資金繰りショートを警告 当局は沈黙
9/25(土) 6:34配信 ロイター

[シンガポール/上海 24日 ロイター] – 中国の不動産開発大手、中国恒大集団傘下で電気自動車(EV)の開発・生産を手掛ける中国恒大新能源汽車集団は24日、迅速な資金注入がなければ資金繰りが破綻すると警告した。同グループの他事業部門でも流動性危機が悪化していることが明らかになった。

中国恒大新能源汽車は、戦略的投資や資産の売却がなければ、従業員やサプライヤーへの支払い、および自動車の量産能力に影響が及ぶだろうと述べた。

23日はオフショア債の8350万ドルの利払い日だったが、支払いは行われず、同社はこの問題について沈黙を守っている。30日の猶予期間内に利払いが行われないとデフォルト(債務不履行)となる。投資家は、猶予期間終了時に多額の損失を被るのではないかと懸念している。

中国の中央銀行は24日、再度銀行システムに流動性を供給した。これは市場への支援のシグナルとみられている。しかし当局は恒大集団の資金繰り問題について口を閉ざしており、中国の国営メディアも救済策の手がかりを示していない。

プリンシパル・グローバル・インベスターズ(シンガポール)のアジア債券部門責任者、ハウ・チョン・ワン氏は「現段階では誰も大きなリスクを取りたがらないため、不気味な静寂が続いている」と述べた。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/c4888bed2cc7d6eba43afb61f4ef383c02abe848

黒井投資家はおそらく一部の利払いのみを受けられるが、残りは全損だろう。中国の投資家だけが損をするなら世界への波及は限定的だ。問題は中国だけでなく外資も多額の資金を投じていることだ、アルケゴスショック並みのインパクトで済む保証もない。コメント欄では中国企業はどこも今似たような状況だと話してる人がいた。日本企業は前払いでのみ注文を受け付けなければならない。