神奈川県警
昨夏のパラリンピックの警備派遣時に、部下に対して暴言を吐くなどのパワーハラスメント行為があったとして、神奈川県警が第2機動隊長を務める50代の男性警視を警務部長注意としていたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、警視はパラリンピックの警備で昨年8~9月、県警の部隊を統括する立場で警視庁に派遣された。その際に東京都内の宿舎で、部下の男性警部に「仕事は遅いのに、飯を食うのだけは早いやつだ」などと、大勢の隊員の前で再三にわたって罵倒したり、からかったりしたという。
調査に当たった県警は、警視の一連の言動が行き過ぎた指導で、ハラスメントに該当すると認定。警視も言動を認めたため、昨年12月上旬に警務部長注意とした。
神奈川新聞社