静岡市は4日、葵区の駿府城公園前に建設中の市歴史博物館について、建築基準法に違反し、建築確認手続きを経ずに一部の工事を始めていたと発表した。

静岡市役所
市歴史文化課によると、工事開始に必要な建築確認済証が未取得のまま、業者が1月13日に間仕切りを支える柱11本を2階展示室に設置した。同課がこの日気付き、柱は翌14日に撤去された。
同課は「確認不足だった。確認済証が取れ次第、工事を再開したい」と謝罪した。
ほかに調べたところ、壁と天井の一部で不燃材を使うはずが準不燃材を使用していたことが判明し、交換を進めているという。
同館の総事業費は約62億円。来年1月の開館を予定している。