ブラジルのボルソナロ大統領はロシアを批判せず プーチン大統領と会談? 外務省側は否定

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ブラジルのボルソナロ大統領はロシアを批判せず プーチン大統領と会談? 外務省側は否定

今月16日にプーチン大統領と会談したブラジルのボルソナロ大統領(AP)

【写真】柔道着を着てストレッチするプーチン大統領

 ボルソナロ大統領は今月16日にモスクワでプーチン大統領と会い、2時間にわたって会談。この日に交わされたとされる“会話”を受けて、24日に始まったウクライナ侵攻について「ロシアには大量殺りくを行う意思はなく、ウクライナのいくつかの地域では90%の人たちがロシアと親しくなることを望んでいる」と紛争当事者の状況について述べた。

 さらにウクライナのゼレンスキー大統領については「国民は国の運命を1人のコメディアンに託してしまった」と間接的ながら批判したが、ロシアに対しては「政府としては中立の立場を変えない。戦いの影響がブラジルにおよばないことを望んでいる」として、今回の侵攻に関して批判や非難をしない姿勢を示した。

 ただしこの日の両国首脳間における“会話”についてブラジルの外務省側は存在そのものを否定。16日にモスクワで会ったときに話した内容ではないか、という見方を示している。

 なおウクライナ政府は同日、ロシアの侵攻のよって現時点で子ども14人を含む352人のウクライナ国民が死亡し、1684人が負傷したと発表している。

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