ロシア軍のウクライナ侵攻は想定通りに進んでいない。電撃戦と聞いていたのに2週間以上続いているし、そもそも戦争であることを知らされず強制的に連れて来られた士気の低い若者も多い。将官がやむなく戦地で鼓舞しようとするが、そこをウクライナ側の狙撃者にやられ命を落とすケースが増えているようだ。
ロシア軍の将官、戦死相次ぐ…部下鼓舞のため最前線で指揮か
3/15(火) 20:27配信 読売新聞オンライン
【ロンドン】ウクライナに侵攻したロシア軍の間で部隊を指揮する将官の戦死が相次いでいる。士気の低さが指摘される中、部下を鼓舞するために指揮官が最前線に赴いている可能性がある。
英紙ザ・タイムズなどは12日、南東部の港湾都市マリウポリの戦闘で露軍部隊を率いていたアンドレイ・コレスニコフ少将が死亡したと報じた。7日にも、チェチェン紛争やシリア内戦などへの従軍経験がある別の陸軍少将が東部ハリコフで戦死したとウクライナ当局が発表しており、侵攻開始以降の露軍将官の死者は少なくとも3人となった。
将官は通常、後方から指揮することが多い。英メディアは「進軍が予定通りに進まず、危険を冒さざるを得ないのでは」との専門家の見方を紹介している。
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ロシア軍の将官は独裁者プトラーの道具ではない
黒井士気の低下は補給線の寸断も関係しているだろう。春になり溶け出した泥沼に嵌まった車列、破壊された橋や土手に阻まれる装甲車、対戦車ミサイルにより破壊された補給車両など。ロシアは既にミサイルや戦闘機による空爆以外に攻撃を実施できておらず、地域制圧のための兵員を運び込めない状況のようだ。
黒井独裁者プトラーに戦争反対の意思を見せるために、あえて戦地に赴き犠牲になったという見方もあった。現場の軍人を守ることが将官の任務であり、それが全うできないことを自ら示そうとしたのか。将官の犠牲が今後も続けば、我々はプトラーの道具ではないとばかりにクーデターの気配が漂い始めるだろう。