野党、金融庁の報告書不受理の麻生氏に「前代未聞」、首相のイラン訪問「意味なし」

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 与野党の政策責任者が16日のNHK番組で、95歳まで生きるには夫婦で2000万円の蓄えが必要とした金融庁金融審議会の報告書や、安倍晋三首相のイラン訪問などをめぐり議論した。野党は麻生太郎金融担当相が報告書を受け取らない考えを示したことに関し「対応は前代未聞」などと批判し、衆参両院の予算委員会での審議を求めた。首相のイラン訪問についても主要野党は「意味をなさなかった」などと疑問を呈した。

 立憲民主党の逢坂誠二政調会長は麻生氏の対応について「意に沿わない報告書を受け取らないということが広がれば、各種の審議会は忖度をするようになってしまう」と批判した。

 国民民主党の泉健太政調会長は「公的年金だけでは暮らしていけないということに政治がスポットあて、議論を始めなければならない」と主張した。社民党の吉川元幹事長は政府が掲げる「100年安心」の公的年金制度に関し、「国民はだまされたという思いが強い」と追及。政府が年金給付水準などを点検する「財政検証」の早期公表を求めた。

 自民党の田村憲久政調会長代理は「国民の意識から乖離(かいり)した報告書だった。十分に説明していく。しっかり反省したい」と述べた。財政検証に関しては「新たな条件が加わっているので時間がかかっている」と理解を求めた。

 安倍首相のイラン訪問について泉氏は「残念ながらほぼ意味を持たなかった。首相が行ったということをアピールするだけではいけない」と訴えた。吉川氏も首相の訪問中にイラン沖のホルムズ海峡近くでタンカーが攻撃された事件を踏まえ「皮肉なことに首相が行っている間にタンカーが攻撃され、より緊張が高まった」と批判した。

 田村氏は「アメリカとイランのパイプとして一つのラインができたことは非常に大きな意味がある」と成果を強調。日本維新の会の浅田均政調会長は首相がイランの最高指導者ハメネイ師との会談で「核兵器を製造も、保有も、使用もしない。その意図もない」との発言を引き出したことに触れ、「素直に評価していい」と述べた。

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