「武力による現状変更」容認せず 安倍元首相と台湾・蔡総統が一致

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安倍氏は会談でウクライナ危機について「ロシアの侵略であり、私たちが築いてきた国際秩序に対する深刻な挑戦だ」と指摘。「日本は国際社会とともにロシアが直ちに停戦し、兵を退くよう圧力をかけなければならない」と述べた。同時に海洋進出を強める中国を念頭に「武力による一方的な現状変更はあってはならない。地域の安定のために、日本と台湾の情報共有も大切だ」と述べた。

蔡氏も中国を念頭に「一方的に武力による現状を変更し、民主主義国家の主権を侵害する暴挙は、インド太平洋地域においても絶対に許されるべきものではない」と語った。

蔡氏は台湾の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)加盟に向けた日本の支援を重ねて求めた。安倍氏は「台湾が協定の原則を受け入れ、協定の高い水準を満たすことで早期に加入が実現することを強く期待している」と語り、台湾の加盟を支持した。

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