愛知県庁
愛知県教育委員会は30日、児童にわいせつ行為をするなどした小学校教諭ら7人の懲戒処分を発表した。県教委によると、2021年度の懲戒処分件数は計22件(前年度比8件増)で、このうちわいせつ事案は7件増の9件だった。担当者は「コンプライアンス面談などを繰り返し、再発防止に努めたい」としている。
尾張地区の公立小学校の男性教諭(46)は20年4月~21年12月、担任する女子児童計約20人の胸を触るなどしたほか、宿題を忘れた児童6人の頭をたたいた。保護者からの相談で発覚。教諭は「相手から何も言われなければ触ってもいいと思った」などと話しているといい、懲戒免職とした。
西尾市立平坂中学校の男性教諭(48)は9年以上、無免許運転などをし、県教委西三河教育事務所の男性非常勤職員(63)は岡崎市のコンビニ店で複数回たばこを万引きし、いずれも停職6か月となり、依願退職した。
北名古屋市立師勝中学校の男性教諭(32)は前任校で女子生徒と不適切な行為があったとして停職3か月、豊橋市立谷川小学校の男性教諭(26)は児童に暴言を吐くなどして減給10分の1(3か月)、県立海翔高校の35歳と34歳の男性教諭2人は宿直勤務中に校内で飲酒して戒告となった。
このほか、県は、制限速度を50キロ超過して車を運転した建設局知立建設事務所の男性主査(54)を減給10分の1(6か月)とした。