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ウクライナ情勢の気になるポイント
ロシアの狙いはウクライナの“朝鮮半島化”という指摘もある中、一方で噂されるプーチン政権内部の混乱。今、ロシア国内で何が起こっているのか?首脳会談は実現するのか?そして露との協力関係拡大を表明した中国の思惑は?ロシア政治の専門家・慶應義塾大学の廣瀬洋子教授が解説します。
伝わらない真実…プーチン政権内部に混乱?
慶應義塾大学 廣瀬洋子教授
アメリカホワイトハウスの広報部長は、プーチン大統領は側近から、ロシア軍の戦況がよくないことや経済制裁による影響について、『誤った情報が伝えられている』と述べました。その理由は、側近はプーチン大統領が怖くて真実を伝えられないからだとしています。さらにプーチン大統領がロシア軍に欺かれたと感じていて、プーチン大統領と軍幹部との間に、継続的な緊張関係が生まれていると指摘しています。アメリカの高官は「プーチン大統領は誰を信頼すべきか、考え直す可能性がある」と述べ、ヨーロッパ上級外交官は「プーチン大統領は、実際の戦況よりもことが順調に進んでいると考えていたようだ」とコメントしています。
アメリカ「プーチン大統領に誤情報が伝えられている」
Q.今までの欧米の情報はかなり正しいんですが、このプーチン大統領に正しい戦況などが伝わっていないという情報も、正しいと考えられますか?
(慶應義塾大学 廣瀬洋子教授)
「正しいと思います。今回一連の欧米の情報は極めて正しいケースが多く、ロシア側も非常に恐れています。そして、その正しい情報が、今回ロシア側の戦況が悪化している一因にもなっています。アメリカは入手した情報を、ウクライナ側に相当厳密に伝えていまして、入手してから30分とか1時間以内にウクライナに伝えているということです。ウクライナ軍はそれを得ることで、ロシア軍に対して先手先手で戦うことができているようです」
Q.クレムリンの中にスパイがいるのですか?
(廣瀬教授)
「その可能性は無きにしもあらずなんですが、その点をプーチン大統領は非常に恐れているようです。また、軍部にもスパイがいるんじゃないかと思っていて、それが戦況の悪化に結びついています。それは、作戦を早く伝えてしまうと、それがアメリカやウクライナに筒抜けになってしまうと考えているので、上層部に数日前に伝えるだけになってしまい、全体に伝わらないうちに戦闘が始まり、作戦がうまくいかない、ということも多いようです。また、司令官自体に情報漏洩の脅威を感じていて、司令官を置かないで戦闘をさせていることもあると聞いています」
Q.ロシア軍は指揮系統がうまく働いていないということですか?
(廣瀬教授)
「そうです。そうなっている一因として、あまりに正確に情報が捉えられているので、情報を出せずにいるということがあると思います」
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