[ad_1]
![少年法改正(1)18・19歳は厳罰化も「実名報道では不十分」 娘を無免許運転で奪われた父、光市母子殺人事件…遺族の思い 少年法改正(1)18・19歳は厳罰化も「実名報道では不十分」 娘を無免許運転で奪われた父、光市母子殺人事件…遺族の思い](https://jp24h.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-00442074-fnnprimev-000-1-view.jpg)
FNNプライムオンライン
4月から成人年齢が18歳に引き下げられた。少年法も改正され、適用年齢は20歳未満のままだが、18歳と19歳は「特定少年」と位置づけられ、起訴された時に限り「実名報道」が可能になる。
【画像】小学生の集団登校の列に突っ込んだ軽自動車
この法改正に当事者たちは何を思うのか。少年に大切な家族を殺害された遺族が抱き続ける、無念な思いとは。
加害少年の情報知らされず「少年法に守られている」
京都府に住む小谷真樹さんは、成人年齢の引き下げ後も18歳、19歳を「特定少年」として保護する今回の少年法改正に異議を唱える被害者遺族の1人だ。
被害者遺族・小谷真樹さん:
当日の夕刊になるんですけど、自分自身はこんなの見たのは、事件から日がたってからなんですけどね。怒りしか、私はこみあげてきませんね
こみあげる怒りの元凶は10年前、理不尽に奪われた幼い娘の命だった。
2012年4月、京都府亀岡市で、集団登校していた小学生と保護者の列に軽自動車が突っ込んだ。
10人が次々にはね飛ばされ、2年生だった小谷さんの次女・真緒さんと、3年生の女の子、さらに身重だった当時26歳の女性の合わせて3人が犠牲になり、7人が重軽傷を負った。
車を運転していたのは当時18歳の少年で、運転免許を持っていなかった。さらにその後、明らかになったのは、あまりにも身勝手な理由だった。
少年:
2日間、ほとんど寝ずに遊んでいた。居眠り運転だった
小谷真樹さん:
(バッグを)当時のまま置いてるんですけど、引き裂かれていて。とても衝撃としては痛かったんやろうな、辛かったんやろうなと思います
娘はなぜ、突然命を奪われなければならなかったのか。
小谷真樹さん:
真緒が助からなかったということを聞かされて、真緒と対面して、そのあとですね。相手が少年やったと知らされました。もちろん、そういう情報はすぐに教えていただけると私自身思っていて。名前すら教えてもらえなかったですし、正式な形で警察からの情報は一切ってくらい教えていただけなくて。少年法に守られている
加害者はどこの誰なのか…。少年法の壁に直面して以来、10年の節目で迎えたのが成人年齢の引き下げだった。
今回の法改正では、責任ある大人とされる年齢が18歳に引き下げられるが、被害者の期待に反して少年法の適用年齢は20歳未満のままとなっている。
その代わり、「特定少年」と位置づけられる18歳と19歳は厳罰化され、殺人や強盗などの罪で起訴された場合には実名報道が可能となるが、小谷さんは不十分だと指摘する。
小谷真樹さん:
腑に落ちないですよ。18歳、19歳が刑事事件に関わるほどのことで、善悪の判断がそれぐらいできるだろって思いますし。「加害者の将来は?」と言われたら、いやいや、うちの真緒の将来はどないなんねんっていう話。ハンドルを握る人に年齢の差はない
この10年で重ねてきた講演活動の中で、小谷さんは訴え続けてきた。
小谷真樹さん:
少年法だろうが、車を運転してハンドルを握ってる人は年齢差がないんやと。扱いを変えるのはおかしいって、ずっと言ってたんですけど。少年によって奪われた真緒や、ほかの被害者の思い、声をもっと含んだような少年法の改正にしてほしかった
[ad_2]
Source link