新型コロナワクチンによって体内で作られる「抗体」の量について、3回目の接種から3か月が経った後でも、高い値が保たれていることが厚生労働省の研究班の分析で分かりました。
厚労省の研究班は、3回目のワクチンの接種を受けた人の体内でできる抗体の量が、その後3か月間でどう変わっていくかを分析し、きょう(13日)の専門部会で報告しました。
その結果、3回ともファイザーのワクチンを接種した440人では、接種前と比べて1か月後の値がおよそ52倍になり、3か月後ではおよそ27.5倍となりました。
また、2回目までファイザーで3回目にモデルナを接種した92人では、1か月後の値がおよそ70倍で、3か月後は、およそ36倍でした。
1か月後と比べて3か月後では値がほぼ半減しているものの、研究班は、「3か月経過後でも、3回目の接種前よりは高い値が保たれている」としています。
(13日22:50)
TBSテレビ