渡辺名人「後手番をどうするか考えたい」　第2局に向けて抱負

対局を前に記者の質問に答える渡辺明名人＝金沢市の旅館「滝亭」で2022年4月18日午後4時39分、北村隆夫撮影

　渡辺明名人（37）に斎藤慎太郎八段（28）が挑戦する第80期名人戦七番勝負第2局（毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、ダイトクコーポレーション、滝亭協力）が19日、金沢市の「金沢犀川温泉川端の湯宿滝亭」で始まるのを前に、両対局者が18日、現地入りした。

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　対局場の検分後、取材に応じた渡辺名人は「少しずつ将棋の内容を上げていきたい」と抱負を話した。第2局では後手番となる渡辺名人は「昨年は後手番で序盤、まずくしてしまったこともあった。後手番をどうするかを含めて考えたい」と話した。

　今期七番勝負は昨年と同じ顔合わせ。第1局は先手番の渡辺名人が矢倉戦から新趣向を繰り出して攻め続け、快勝した。3連覇を目指す渡辺名人が2勝目を挙げるか、斎藤八段がタイに戻すか、注目される。