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最近1週間の震源分布
この1週間で国内で観測された地震回数は前週とあまり変わらない水準です。
この期間は関東から北日本の太平洋側で地震が目立ち、西日本も内陸部の所々で発生。一方で沖縄北西沖の地震は小康状態となりました。震度3以上の地震は2回発生しています。(4月18日~4月24日10時の集計)
国内:茨城県北部でM5.4 震度5弱以上は今年6回目
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茨城県北部の地震
19日(火)8時16分頃、茨城県北部を震源とするマグニチュード5.4、深さ93kmと推定される地震が発生しました。当初は福島県中通りが震源とされていましたが、その後の解析で震央が修正され茨城県北部に変更されています。
この地震で茨城県城里町で最大震度5弱、福島県白河市やいわき市、茨城県水戸市、日立市、栃木県宇都宮市、埼玉県久喜市など福島県から関東の広い範囲で震度4を観測しました。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。
国内で震度5弱以上の地震が発生するのは3月18日の岩手県沖の地震以来で、今年6回目です。
茨城県北部でも地震は多くない領域
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茨城県北部の震源分布
関東の中でも有数の地震多発地域である茨城県北部ですが、今回の震源付近はあまり地震が多く発生していません。マグニチュード5を超えるような地震はほとんどなく、1949年に発生したマグニチュード5.2の地震まで遡ります。
今回の震源付近での強い地震はあまり警戒を要するものではないと考えられます。一方で、今回の震源より東の領域は「地震の巣」と呼べるくらい地震が多く発生します。茨城県北部を震源とする地震で震度5弱以上を観測したのは、2001年以降で11回目です。日頃からの備えが必須と言えます。
国内:山口県で最大震度3の地震
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山口県中部の地震
23日(土)7時46分頃、山口県中部を震源とするマグニチュード4.2、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。この地震で山口市や防府市、周南市などで最大震度3、福岡県や大分県の一部でも震度2を観測しています。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。
山口県中部は地震が頻発するような地域ではなく、マグニチュード4以上の地震は1997年以来です。その1997年6月25日に起きた地震は今回の震源よりは北の地域ではありましたが、マグニチュード6.6、最大震度5強を観測しています。
今回の地震は山口県内で知られている活断層からは離れた所で発生しています。政府の地震調査研究推進本部による評価では、山口県の沖合に分布する周防灘断層帯の活動が最も懸念されており、今後30年以内にマグニチュード7.6程度の地震が発生する確率は2~4%とされています。