静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)は自らの学歴詐称疑惑について2日、「東洋大学法学部卒業」としていたが「東洋大に確認したところ除籍であることが判明した」と述べた。除籍は、学生が自主的に退学する「中途退学(中退)」と異なり、学校側によって学生の籍が抹消される場合を意味する。
除籍と中退は、いずれも学校を辞めることを意味するが、中退は学生の意思で辞める場合に使われる。一方、除籍は学生の意思とは無関係に、学校側が学生の籍を抹消することを意味する。
除籍された場合、履歴書には「除籍」と書いてもよいが、「中途退学」と書くことが一般的という。
一方、公職選挙法は235条で、候補者が職業や経歴などを詐称した場合、2年以下の拘禁刑か30万円以下の罰金となり、刑が確定すると当選は無効となるなどと定めている。