【速報】インドの自衛隊機拒否で日印関係も崩壊の危機

そもそも日印関係自体が幻想だったのかもな。

なぜインドは自衛隊機を拒否したのか 日印関係、危機へ
4/23(土) 17:31配信 Wedge

インドが自衛隊機の着陸を拒否した。日本政府は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の要請を受けて、ウクライナ難民のための毛布などの人道支援物資を、備蓄倉庫があるインドのムンバイとアラブ首長国連邦(UAE)のドバイから、自衛隊機を使って、ポーランドとルーマニアに運ぶ計画をたてていた。

インドは、外務省レベルで一旦了承したものの、その後、自衛隊機の着陸を拒否し、民間機で運ぶことを求めてきた。自衛隊機が上空を通過することは許可するとのことだったが、着陸して積み込むことは許可しなかったのである。

本来なら、自衛隊機がインドに着陸して、人道支援物資を運ぶことには安全保障上の利点がある。平時から自衛隊とインド軍との間で、こうした協力関係が日常化すれば、手続きなどに慣れ、有事でもスムーズに支援しやすくなる。印中国境で、インドと中国が戦うことになれば、インドを支援する物資を、自衛隊機がインドに着陸して供給するかもしれない。

しかも、インドが拒否したタイミングは、ちょうど自衛隊の統幕長が訪印する直前だ。統幕長は、4月25~27日にインドで行われる国際会議「ライシナ会議」で講演する。その直前に事件は起きたのである(ちなみにこの会議は、統幕長だけでなく、欧米からも欧州連合(EU)のフォンデアライエン議長をはじめ高官が参加し、ロシアからも政府高官が参加する、大きな国際会議である。筆者も、米国国防省の現職の高官、米リンゼー・フォード・南アジア・東南アジア担当国防次官補代理などと共に、日米豪印韓の日本代表としてディナーパーティの壇上に上がる。筆者は力量不足であるが、全力であたるだけである)。

だから、このようないい話を、このようなタイミングで、インドが拒否したのは、なぜか。大きな疑問である。そこで、本稿では、2月24日にロシアがウクライナ侵攻をして以来、インドがどう行動してきたか、みて、その理由を探ってみることにした。

ロシアを非難しないインド

2月24日以来、インドが示した来た姿勢の特徴は、インドがロシアを名指しで非難しないことである。国連安全保障理事会でも、国連総会でも、ロシアを非難する内容のものはすべて棄権している。

ロシアに対する経済制裁にも参加していない。インドは、ウクライナのブチャなどで、ロシア兵による残虐行為が明らかになったときには、国連安全保障理事会でその行為を非難した。しかし、そこでも「ロシア」という言葉は使っていない。

3月には、日米豪印「クアッド」オンライン首脳会談、訪印した岸田文雄首相との首脳会談、豪モリソン首相と印モディ首相のオンライン首脳会議があった。4月、米国のバイデン大統領は、インドのモディ首相とオンラインで首脳会談を行った。米国とインドは、外務・防衛の閣僚2人ずつが参加する「2プラス2」も開いた。しかし、そのどの会談においても、インドはロシアを非難していない。明らかに、ロシアに配慮した姿勢であった。

それでもインドとの関係改善に進むべき日本

ただ、心配なのは、断られた日本側だ。断られれば、うれしいはずがない。今回のインドの自衛隊機着陸拒否は、日印関係を悪化させる可能性がある。それに、ロシアのウクライナ侵攻を受けた日本とインドの立場の違いは、この自衛隊機着陸拒否だけでなく、頻繁に取り上げられており、累積して関係を悪化させる可能性がある。

筆者は、日印関係が、1998年のインドの核実験に対して日本が制裁をかけた時以来、最大の危機を迎える可能性を心配している。対応を誤れば、日印関係は、米ソ冷戦時代の日印関係ように、ほとんどお互いに無関心な状態まで戻ってしまうだろう。しかし、日本にとってそれでいいのか、ということは日本の国益という観点から、考える必要がある。

日本は、中国対策として日米豪印クアッド、インド太平洋構想を進めてきた。それはインドなしには成り立たない構想である。

日米豪だけであれば、米国の同盟国同士で話せばいいので、特にクアッドである必要はない。「アジア太平洋」のかわりに「インド太平洋」と呼ぶことにしたのは、「アジア太平洋」に含まれていないインドを入れるためである。そして、それは安倍晋三首相の時代に日本が主導して、米国も含め世界が受け入れる対中戦略になった歴史をつくった構想であった。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/6071d7cc38121e240bc69c8ff9620636098f8e05

ワトソン君安倍元首相が、間違ってたんですか?

パキスタンをクアッドに加える方がまだいい


黒井いや、日米豪だけで対話ができるならインド含める意味って何?と思ったわけ。明らかにその3カ国だけでも中国には対抗できるのに、元々東側寄りでロシアスパイとも言えるインドを含める必要はなかったよな。

ワトソン君じゃあ、安倍元首相が間違ってたんですね・・・。残念です。

黒井インドが対中戦略の要とか言われてるけど、俺はどっちかと言うとパキスタンだと思うんだよな。やはり米国との軍事同盟の有無は重要だよ。

ワトソン君じゃあ、パキスタンをクアッドに入れる方がいいですか?

黒井極論そういう話になると思う。親露のカーン首相が無事に失脚したし、米国側にとってやりやすい首相が就任すればな。インドみたいな超大国が中立とか言ってる時点で信用してはいけなかった。

世界中からプトラーの友人が排除された結果なのか
黒井この記事のコメント欄がなかなか興味深いよ。

“制裁破り”の動きにバイデン大統領はイライラ…ロシア産原油の購入を拡大させるインドの言い分
4/24(日) 6:02配信 デイリー新潮

背景に苦しいインドの台所事情

「堪忍袋の緒」が切れつつある米国政府がロシア企業と取引するインド企業を対象に二次的制裁を発動するリスクが生じているが、インドには割安となったロシア産原油の購入を断念できない苦しい台所事情がある。

「2030年に国内総生産(GDP)が日本を抜いて世界第3位になる」と予測されるインドだが、年を追うごとに電力不足は深刻になるばかりだ。

主な発電燃料は原油と石炭だが、昨年10月以来、石炭の国内在庫の水準が歴史的な低さとなっている。そのせいでインドの電力の予備率は3月中旬に危機的なレベルにまで低下し、「今年の夏は大停電になってしまう」との危機感が高まっている。

大惨事を回避するためには石油火力発電所のフル稼働が不可欠であり、割安となったロシア産原油は「喉から手が出る」ほど欲しいのだ。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/517937ec9afd9544089c2b7fa7d6b78fc458ab0a

ワトソン君ネットユーザーの反応です!

・インドは独立以来東側寄りで、冷戦時代はパキスタンの方が親米というイメージでした
・インドの動きはロシアに利するので、強く非難されて当然です
・インドが核保有国だというのが大きいと思います
・日本もサハリン2を維持してるし、ロシアとの漁業協定も妥結したみたいです
・クアッド自体が対中を元に作られてるので、ロシア向けに応用するのはムリです

黒井安倍元首相の時代はプトラーともやや友好的だったが、逆に言えばプトラーの友人が世界中からどんどん排除されたからああいう極端な選択をしたのかもね。トランプといい、メルケル首相といい。

ワトソン君確かに・・・。何が正しいのか、分からなくなります。

黒井いや、ロシアが絶対的に正しくないのが事実だ。インドもまた正しくない。だがその事実が皮肉にも安倍元首相により覆い隠されてしまった…週明けの国際情勢徹底談義記事で続きをやろうか。今はそういう気分じゃない。

ワトソン君ロシアの皆さん、このままだと敗戦国になります!領土割譲です!さようなら!