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山梨県・道志村で人の骨が見つかった現場では、さきほど午前9時ごろから、特殊な訓練を受けている警察犬2頭を投入し、捜索活動が再開された。現場からおよそ600メートル離れたキャンプ場では、3年前、当時1年生だった小倉美咲さんが行方不明になっている。
【画像】山梨県・道志村では午前9時ごろから捜索活動が再開された
この警察犬は、山梨県警からの要請を受けて、警視庁が投入したもの。刑事部鑑識課で訓練・飼育されているシェパートでラブラドールレトリバー。通常、警察犬は、容疑者の追跡や、家宅捜索の際に、薬物や銃器を探したりする他、行方不明者の捜索にも活用されている。
今回、現場に投入された2頭は、骨や肉片の臭いを嗅ぎ分ける特殊な訓練を受けているという。死体遺棄事件などの捜索を想定して訓練されているものとみられる。警視庁の警察犬は、全て、”自前”で訓練・飼育が行われている直轄犬で、捜査能力・捜索能力には定評がある。
きょうの捜索現場には、警視庁から警察犬担当の鑑識課員の他に、特殊救助隊員も派遣されているという。
捜索現場付近では、先月23日、頭の骨の一部が見つかったが、DNAは検出されなかった。今月4日には、肩甲骨のようなものも発見されたが、人の骨かどうか特定されていない。また、美咲さんが身につけていたものと似た運動靴と靴下、長袖のハイネックも見つかっている。しかし、未だに美咲さんとの関連は分かっておらず、身元特定の手がかりはつかめてない。
社会部