感謝状を贈られた大谷川さん(9日、秋田臨港署で)
行方が分からなくなっていた男児を保護したとして、秋田県警秋田臨港署は9日、ブラウブリッツ秋田U―15(15歳以下)コーチの大谷川(だいやがわ)展幸さん(33)に署長感謝状を贈った。
大谷川さんは4月26日午後9時半頃、U―15所属の選手をマイクロバスで送迎中、秋田市内の道路脇でしゃがみ込んでいる10歳代の男児を発見。衣服は雨でぬれていて近くに親の姿も見当たらなかった。そのためバスに乗せて事務所まで移動し、ぬれた服を着替えさせたり暖房で体を温めたりして保護したという。男児は、家族から行方が分からないと相談があり、同署が捜索していた。
大谷川さんは「保護した子が健やかに過ごしていることが一番です」と話していた。